EDBでは情報の読み,書き,作成,消去の権限レベルに
各テーブルには,登録される情報(tuple)のデフォルトの権限レベルが
各情報(tuple),項目(column)には
inherit | 継承 | テーブルのデフォルトの権限レベルを継承 |
---|---|---|
university | 学内 | 学内に権限を開放. |
user | ユーザ | EDB利用者(EDBにログインできる)に限定する. |
personnel | 職員 | 職員に限定する. |
teacher | 教官 | 教官に限定する. |
limited | 制限 | 情報の登録される権限委譲構造で辿れる利用者に限定する. |
owner | 所有者 | 情報の所有者のみに限定する. |
staff | 管理者 | 管理者のみに限定する. |
ある利用者が権限を持つか否かは,以下のように判定されます.
P := 情報,項目の権限 IF ( P=INHERIT ) THEN P := テーブルに登録されているデフォルトの権限 ENDIF IF ( P=PUBLIC ) RETURN (権限あり) IF ( P=UNIVERSITY) THEN IF ( 学外からの接続 ) RETURN (権限なし) IF ( 学内からの接続 ) RETURN (権限あり) ENDIF IF ( NOT ログイン ) RETURN (権限なし) IF ( P=USER ) RETURN (権限あり) IF ( P=PERSONNEL ) GOTO LABEL_PERSONNEL: IF ( P=TEACHER ) GOTO LABEL_TEACHER: IF ( P=LIMITED ) GOTO LABEL_LIMITED: IF ( P=OWNER ) GOTO LABEL_OWNER: IF ( P=STAFF ) GOTO LABEL_STAFF: LABEL_PERSONNEL: IF ( ユーザの肩書が職員 ) RETURN (権限あり) LABEL_TEACHER: IF ( ユーザの肩書が教官 ) RETURN (権限あり) LABEL_LIMITED: IF ( 権限委譲により利用者に到達 ) RETURN (権限あり) LABEL_OWNER: IF ( 利用者=情報の所有者 ) RETURN (権限あり) LABEL_STAFF: IF ( 管理者 ) RETURN (権限あり) RETURN (権限なし)
EDBでは項目毎に情報の読み書きを制限できるように,各項目毎に情報(tuple)の内容に関する権限レベルを
inherit | 継承 | テーブルのデフォルトの権限レベルを継承 |
---|---|---|
university | 学内 | 学内に権限を開放. |
user | ユーザ | EDB利用者(EDBにログインできる)に限定する. |
personnel | 職員 | 職員に限定する. |
teacher | 教官 | 教官に限定する. |
limited | 制限 | 情報の登録される権限委譲構造で辿れる利用者に限定する. |
owner | 所有者 | 情報の所有者のみに限定する. |
staff | 管理者 | 管理者のみに限定する. |
原則として,ワールドワイドに公開されるべき情報については,読み権限が最終的にPUBLICでなくてはいけません.
PUBLICな読み権限を持つ情報のみが公開用のデータベースに反映され,工学部WEB頁の作成に利用され,また動的な検索対象となりえます.
PUBLICでない情報は,EDBにログインした利用者もしくは限定された利用者間での相互参照にのみ利用可能です. いずれの場合にも,EDBへのログインが必要です.